【自己啓発】自分の中に毒を持て by 岡本太郎
読む前の自分
「芸術は爆発だ。」で有名な岡本太郎。
でも、それがどういう思想なのか深く考えたことがなかった。
また彼がどんな人間でどのような生き方をしてきたかも知らなかった。
学び・気づき
岡本太郎の言う爆発とは、自分の内にある熱量を爆発させると言う意味だった。
その言葉通り、彼は世間に迎合することなく、自分の内にある想いを、爆発させた。
人が喜ぶ絵を描くのではなく、自分の感じるものをそのまま爆発させて、キャンバスに描いた。だからこその、あの力強い絵なんだろう。
この本における一貫したメッセージとしては、「どんなに困難であろうと、周りから非難されようと、自分を貫き通せ。それが本当に「生きる。」と言うことである。」と私は受け取った。
で、どうする?
岡本太郎が言うような生き方は、人間としてのあるべき姿だと言うことは分かるが、やはり凡人には難しい。
ましてや、先生の言うことが全てと思って、俗に言う「良い子」として育った自分には、特にこれは難しい。
ただ岡本太郎のような自分の生を爆発させるような人生を自分の子供には送ってもらいたい。
じゃあ、岡本太郎の親は何をしたかと言うと、岡本太郎を小さい頃から、子供として上から目線で育てるのではなく、対等な人間として扱ったとのこと。小学校の低学年の時から、親子で色んなことを議論していたのだとか。
だから、小さい頃から考える力が身に付き、当時の学校で現在より横行していたであろう理不尽に真っ向から臨み、その過程で、より色々な事を考えざるを得なかったのだろう。
これは読書前から思っていた自分の教育観と合致するので、実践したいと思う。
さすがに、岡本太郎レベルにぶっ飛んでもらっても不安なので、程々にはして欲しいが。